うつ病で働きたい方へ

さまざまな研究から、分かっている事は「うつ病を引き起こす原因はひとつではない」ということです。

環境要因：大切な人の死や離別、大切なものを失う、仕事や財産、健康、人間関係のトラブル、職場や家庭での役割の変化（昇格、降格、結婚、妊娠等）などが要因になります。

性格要因：義務感が強く、仕事熱心、完璧主義、几帳面、凝り性、常に他人への配慮を重視し、関係を保とうとする性格の持ち主もなりやすい傾向にあります。

その他：「遺伝的要因」、がんや糖尿病といった「慢性的な身体疾患」、妊娠出産や更年期障害などの内分泌変化も発症要因のひとつです。

典型的なうつ病と言われる事の多いタイプです。

さまざまな仕事や責務、役割に過剰に適応しているうちに脳のエネルギーが枯渇してしまうような経過を辿るものを指しています。

特徴としては、良いことがあっても一切気分が晴れない、明らかな食欲不振や体重減少、気分の落ち込みは朝が一番悪い、早朝に目が覚める、過度な罪悪感があります。

良い事に対しては気分がよくなる、食欲は過食傾向で、体重増加、過眠、ひどい倦怠感、他人からの批判に過敏などの特徴があります。

反復性の一種で、特定の季節にうつ病を発症し、季節の移り変わりと共に回復がみられます。どの季節でも起こり得るのですが、冬季うつ病が知られていて、日照時間との関係が指摘されています。

産後４週間以内にうつ病を発症するものです。ホルモンの変化、分娩の疲労、子育てに対する不安、授乳などによる睡眠不足、不健康要素が重なる事が影響していると考えられています。